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庭の山桜の実


山桜の実を見たことはありますか?

こんにちは、スタッフのえりこです。

黒っぽい小さな実が庭にたくさん落ちているなと思っていたある日、あきさんに、

これさくらんぼだよ、と聞きました。

見上げると、そこにはオーナーたちが開墾してきたこの土地にもとからある、大きな山桜がありました。落ちている実は殆どが艶やかな黒紫色ですが、木についている実は鮮やかな赤や緑のものもあります。

春に桜の花が咲き、虫などによって受粉をした花は、散った後に緑色の小さな実をつけ、その実が赤く熟していくにつれ、中の種も生長していくそうです。

やわらかくなった実を鳥が食べ、離れたところで糞とともに地面に落ちた種が土の上に落ち、その種は土の中で冬の寒さにあたり翌春に芽を出す…。

こうして桜は花の時期以外にも着々と次の年の準備をしているのですね。

1センチ弱の実の中にある種は必要なもので満たされていて、あとはそれを表現していっているのだと思うと、うまく言葉にできませんが植物の尊さを感じます。

ちなみに、春にここ、デコボタニカルの庭で種から芽を出した小さな山桜を見つけ、それを「実生(みしょう)」というと知りました。

今回このさくらんぼを見て、実から生まれると書いて実生と呼ぶことが

しっくりきました。

春一番に鮮やかな色で庭を彩ってくれた紅梅も実をつけ、先日シロップとジャムになりました。この梅は、オーナーのひろみさんがお父さんから譲り受けた、

もともとは盆栽だったものだそうです。

出来上がったばかりの梅シロップ、肌寒い日はホットでいただくのも

身体が温まります。

蒸し暑い日は是非冷たくして、

旬の梅ドリンクもどうぞ楽しみにいらしてください!

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