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きれいごとだけではない、綺麗な庭の作り方


こんにちは、スタッフのあきよです。

デコボタニカル周辺では、春の柔らかな新緑から初夏のみずみずしい青さへと

変化しています。

ニセアカシアの甘い香りが漂う庭では、昨年植え付けた苗が次から次へと

花を咲かせ始めています。

私がデコボタニカルの庭で働き始めたのは、1年前。

この時には、オーナー夫妻が10年近い歳月をかけて、

土を掘り起こして笹の根を取り除いたり、ニセアカシアの木を伐採し、根っこごと掘り上げたり…と、土地を整え、庭の形が出来てきたころでした。

さらっと書いてしまうのもはばかられるような地道で根気のいる作業です。 そして、今でも残ったニセアカシアの切り株から出てくる芽を切り続けたり、伸びてきた笹の根を掘り起こしたりの作業は続いています。

森へと続く道も、昨年の夏には雑草がはびこっていましたが、暑い中草取りをし、チップを敷いてアプローチらしく整えました。

一度植えた植物も上手く育っていなければ、その植物に合う場所を考えて植え直したりと、植えて終わりという訳ではありません。

オーガニックで育てているので、虫の食害があれば箸でつまんで

捕殺することもあります。

きれいな庭を維持するためには、細やかに手間をかけること、時間や力仕事が必要となる「労力」が求められます。

日本はイギリスと並んで園芸が盛んな国です。

イングリッシュガーデンに憧れて、この時期にはチェルシーフラワーショウに

注目している方も多いと思います。 けれど、イギリスのように庭を訪れて、そこでの時間を楽しむという文化は

日本にはなかなか定着していないと感じます。

デコボタニカルのカフェにお越しの際は、ぜひ、お庭の散策も楽しんでください。

目に付きやすい花や実だけでなく、葉っぱの形や質感の違い、 そのものの色味だけでなく、隣り合う植物との色合わせ。 風が吹いていたら、木の葉が擦れる音。 虫好きなら…、色鮮やかな毛虫や個性的な面々を探してみても。 鳥やカエルの鳴き声。土や空気の匂い。 気軽に撮れる写真ではなく、映画の断片のように

記憶に閉じ込めてみてはいかがでしょうか。

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