こんにちは、スタッフのあきよです。
デコボタニカルで過ごすはじめての冬。 周りの人からは今年の冬は暖かい、雪が少ないと口々に言われ…、確かに寒さよけにかけてあげた落ち葉の下には枯れずに青い葉を残しているものが多く、いつもの冬の寒さを知らない私にも暖冬の影響を実感できました。
それでも訪れる人の少ない冬の庭は静けさに包まれて、植物たちもじっと寒さに
耐えているようでした。
弱々しい日の光が少しずつ明るさを増すにつれて、小鳥のさえずりが戻りはじめ、春の訪れを予感させるころ…、お客様の目には触れない庭で、私たちの目を楽しませてくれたのは、スノードロップという花。うつむきがちに咲く白い小さな花は、春いちばんに咲く花としてヨーロッパで愛されています。
そして日本でも古くから愛されてきたマンサク、追いかけるように香り高い紅梅、クリスマスローズ、クロッカス、水仙と早春の花が次々と咲き始めました。
あの花はまだ咲かないかな、もう少しなのになかなか咲かないな…と、そわそわしながら待っていてほんの1日見ない日があるといつの間にか咲き始めていたり、昨日は気がつかなかった花が絵の具を落としたかのようにぱっと咲いていたり。
花だけでなく木々も新しい芽を出して、少しずつの変化なのに、
ふとした瞬間に驚くほどです。
昨年植えた宿根草も次々と芽を出しています。
今年の庭にどんな変化をもたらしてくれるのかが楽しみです。
皆さまもデコボタニカルの庭を訪れて、その季節ならではの楽しみを
見つけてみてくださいね。